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メモリ(RAM)とは|初心者にもわかる基本的な定義から選び方

メモリ

英語:Memory
直訳:記憶、思い出

メモリ(RAM)とは何か、どのように選ぶべきか。メモリ(RAM)の基本的な定義から、その役割、他のメモリとの違い、選び方までを初心者の方にもわかりやすく解説します。

目次

メモリの基本的な定義

メモリの英語表記とその意味

メモリ(RAM)は、英語で「Random Access Memory」の略称です。直訳すると、「ランダムにアクセス可能な記憶領域」を意味します。この「ランダムにアクセス可能」とは、メモリ内の、どの位置からでもデータを読み書きできるという特性を指します。

メモリの役割とは

メモリは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスが作業を行う際に一時的にデータを保存する場所です。具体的には、アプリケーションの実行や文書の編集など、現在行っている作業の情報がメモリに保存されます。

これにより、デバイスはスムーズに作業を進めることができます。メモリの容量が大きいほど、多くの作業を同時に行うことが可能になります。

メモリの働きの具体例

「メモリ」を具体的な例で説明すると、

例えば、あなたがワードプロセッサで文書を作成しているとします。その文書の内容や、あなたがどの位置にカーソルを置いているか、どの部分を選択しているかなどの情報は、すべてメモリ(RAM)に一時的に保存されます。そして、あなたが新しい文字を入力するたび、または文字を削除するたびに、その情報はメモリに即座に反映されます。

また、ブラウザでインターネットを閲覧しているときも、表示しているページの内容や、どのリンクをクリックしたかなどの情報は、すべてメモリに一時的に保存されます。

このようにメモリ(RAM)はデバイスがスムーズに作業を行うために情報を一時的に保持し、容量が大きいほど、多くの作業を同時に行うことができます。

メモリの重要性

メモリがデバイスに与える影響

メモリは、搭載している容量が多ければ多いほど、同時にアプリケーションを動作させることが可能になるため、パソコンやスマートフォンの性能に大きな影響を与えます。

また、大きなファイルを扱う作業や、高度な計算を必要とするソフトウェアを使用する場合にも、メモリの容量は重要な役割を果たします。

メモリは容量が多いほど良いのか

メモリの容量が多いほど、一般的にはパソコンやスマートフォンの性能は向上します。しかし、それはあくまで「必要な作業をスムーズに行うための容量」がある場合の話です。

例えば、基本的な文書作成やウェブブラウジングなどの作業を主に行う場合、過度に大きなメモリは必要としません。逆に、大規模なデータ分析や高解像度の映像編集など、大量のデータを扱う作業を行う場合には、大きなメモリが必要となります。

つまり、メモリは多いほど、どのような作業でもスムーズに行えますが、作業の内容によっては多すぎるメモリは無駄になってしまうこともあるのです。

メモリ(RAM)と他の種類のメモリとの違い

メモリ(RAM)とROMの違い

メモリ(RAM)とROM(Read-Only Memory)は、両者ともデバイスのメモリの一部ですが、その役割と特性は大きく異なります。

RAMは一時的なデータの保存場所であり、電源が切れるとその中の情報は消去されます。一方、ROMは読み取り専用のメモリで、電源が切れてもその中の情報は保持されます。

メモリ(RAM)とストレージの違い

メモリ(RAM)とストレージ(ハードドライブやSSDなど)も、データを保存する場所という点では同じですが、その役割と特性は異なります。

RAMは一時的なデータの保存場所で、電源が切れるとその中の情報は消去されます。一方、ストレージは長期的なデータの保存場所で、電源が切れてもその中の情報は保持されます。

また、RAMは高速にデータを読み書きできますが、ストレージは大量のデータを保存できます。

メモリの選び方

必要なメモリの容量

メモリの容量を選ぶ際には、主に使用するアプリケーションや行う作業の種類を考慮することが重要です。基本的な文書作成やウェブブラウジングなどの一般的なパソコンの作業であれば、4GBから8GBのメモリで十分です。

一方、大規模なデータ分析や高解像度の動画編集など、容量の大きなデータを扱う作業を行う場合には、16GB以上のメモリが必要となることがあります。

メモリの種類とそれぞれの特性

メモリ(RAM)には、DDR3、DDR4、DDR5などの種類があります。これらはデータ転送速度や電力消費量などの特性が異なります。

メモリの種類特性
DDR3旧型で、現在ではあまり使用されていない。
DDR4現在最も一般的に使用されている。DDR3よりも高速で効率的。
DDR5最新のメモリで、DDR4よりもさらに高速で効率的。ただし、対応するデバイスがまだ少ない。

メモリに関するよくある質問

メモリが少ないとどうなるのか

メモリ(RAM)が少ないと、パソコンやスマートフォンの動作が遅くなる可能性があります。これは、メモリが少ないと、多くのアプリケーションを同時に動作させることが難しくなり、また大きなファイルを扱う作業もスムーズに行えなくなるためです。特に、大規模なデータ分析や高解像度の映像編集など、大量のデータを扱う作業を行う場合には、メモリの容量が不足すると大きな影響が出ます。

メモリを増設するメリットとは

メモリ(RAM)を増設すると、パソコンやスマートフォンの性能が向上します。具体的には、多くのアプリケーションを同時に動作させることが可能になり、大きなファイルを扱う作業もスムーズに行えるようになります。また、メモリを増設することで、新たなアプリケーションを導入する余地も広がります。

メモリの速度とは何か

メモリ(RAM)の速度とは、メモリがデータを読み書きする速度のことを指します。メモリの速度が速いほど、パソコンやスマートフォンの動作も速くなります。メモリの速度は、メモリの種類(例えばDDR3、DDR4、DDR5)や、メモリのクロック速度(MHz表記)などによって決まります。

メモリに関連する用語

キャッシュサーバー
メモリはキャッシュサーバーの性能に大きく影響します。


ハードウェア
メモリはコンピュータのハードウェアの一部です。


フリーズ
コンピュータがフリーズする原因の一つとしてメモリ不足があります。


クラウドコンピューティング
クラウドコンピューティングでは、メモリリソースが重要な要素です。


スレッドプロセスマルチスレッド並列処理
これらはコンピューティングのタスクを実行する際にメモリの使用が関係しています。


バックアップ
メモリの内容をバックアップすることがあります。

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この記事を書いた人

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