エラーコード(えらーこーど)
英語:Error Code
直訳:誤り番号
エラーコードとは
・OSやソフトで問題(エラー)が起きたときに分類するための番号
エラーコードとは、WindowsやMacintoshといったOSや使用するソフトに問題が起きたときに、問題を分類するための数字(コード)のことです。
この数字は、OSやソフトで独自に決められている数字です。それぞれの数字には、どのようなエラーなのかわかるように分類されています。
例えば、インターネットを閲覧している際によくみるのが404エラーと呼ばれるエラーコードが表示されます。
これはHTTPステータスコードとよばれ、存在しないページにアクセスした場合に表示されるエラーコードです。
なぜエラーコードがあるか
エラーコードがない場合、表示されているシステムによってはわかりにくい専門的な用語でエラーの内容を記述しなければならない場合があります。
特に、日本語ではなく英語でしか表示できないこともあり、エラーが起きたときにそのエラーの文字を読んでも何が原因かユーザーはわかりません。
エラーコードがあればサポートスタッフや修理業者にコードを伝えるだけで、どんなエラーが起きているのか、どう対処すれば問題を回避できるのかが簡単にわかります。
Windowsで致命的な問題が起こった時に表示されるブルースクリーンにも以前は問題解決のためにエラーコードが表示されていました。
エラーコードの確認方法
エラーコードがどのような意味をもっているかは、マニュアルや詳細な資料を確認しなければわかりません。ソフトやシステムによっては、事業者だけが知っていて一般に公開していない場合もあります。
WindowsやMacintoshといった有名なOSや、Webサーバーなど多くの人が使っているものであればエラーコードの数字と意味は、ネットで検索すればわかることが多いです。
HTTPエラーコード一覧
HTTPエラーコードは、ブラウザを使用して問題が起こった時に出現するエラーコードです。それぞれのコードでどのようなエラーが起きているのかがわかります。
400:Bad Request
要求したリクエストが異常の場合に返されます。
401:Unauthorized
Webサイトにアクセスするときに、正しいIDとパスワードが入力されなかった場合に返されます。
402:Payment Required
支払いが必要な場合に返されるコードです。現在が未実装なので見ることはありません。
403:Forbidden
アクセスを拒否されたときに返されます。アクセス権がない場合などに表示されます。
404:Not Found
このコードは見たことはある人も多いのではないでしょうか。リクエストしたページが削除されて存在しない場合や、入力したアドレスが間違っているときに返されます。
405:Method Not Allowed
許可されていないメソッドを使用した場合に返されます。
406:Not Acceptable
ユーザーエージェントから与えられたレスポンスタイプがクライアントリクエストのAccept HTTPヘッダで提供されていない場合に表示されます。
407:Proxy Authentication Required
Webサイトにアクセスするときに、プロキシの認証が必要な場合に表示されます。
408:Request Timeout
要求したリクエストがサーバーで規定した時間を超えた場合に表示されます。
409:Conflict
送られたリクエストがサーバーの現在の状態と矛盾する場合に表示されます。
410:Gone
リクエストされたコンテンツがサーバーから恒久的に移動もしくは削除されており、転送先アドレスがない場合に返されます。
411:Length Required
Content-Length ヘッダー項目がリクエストで定義されていないときに、サーバーがリクエストを拒否したことを示します。
412:Precondition Failed
サーバー側で適合しない前提条件がある場合に返されます。
413:Request Entity Too Large
リクエストがサーバーで定めている上限を超えている場合に返されます。
414:URI Too Long
サーバーに送信したURIが長すぎて、処理を拒否したときに返されます。
415:Unsupported Media Type
リクエストしたメディア形式をサーバでサポートしていない場合のエラーです。
416:Range Not Satisfiable
リクエストで指定したデータサイズよりも、データの実サイズが超えてしまった場合に返すエラーです。
417:Expectation Failed
Expectリクエストヘッダーで指定された内容が適合しない場合に返されるエラーコードです。
418:I’m a teapot
ティーポットにコーヒーをいれる要求をしたが拒否された場合に返します。
421:Misdirected Request
レスポンスを生成できないサーバーにリクエストを送信した場合に返されるコードです。
423:Locked (WebDAV)
アクセス中のWebDAVリソースがロックされている場合に返されます。
424:Failed Dependency (WebDAV)
WebDAVで依存関係がエラーになった場合に返されます。
425:Too Early
繰り返される可能性のあるリクエストがある場合に返されます。
426:Upgrade Required
送信したプロトコルのリクエストの実行を拒否した場合に返されます。クライアントが別のプロトコルにアップグレードする必要があります。
429:Too Many Requests
一定時間に大量のリクエストを行った際のエラーコードです。
431:Request Header Fields Too Large
ヘッダー項目が大きすぎる場合に返されるエラーコードです。
関連用語
ブルースクリーンエラー(Windowsで特に有名なもの)はエラーコードを表示します。
ブルースクリーン
エラーコードはしばしばソフトウェアの問題を示すために使用されます。
ソフトウェア
ハードウェアの問題もエラーコードにより表示されることがあります。
ハードウェア
コマンドプロンプトはエラーコードを表示する場所です。
プロンプト
エラーコードはある種の「ステータス」を示すものです。
ステータス
まとめ
エラーコードは、OSやソフトウェアがエラーになった場合に表示される数字(コード)のことです。問題が起きた際に数字をサポートや修理業者に教えることで問題をすばやく解決することができる場合があります。
エラーコードの内容は、各システムの作成している会社や組織が決めているのでマニュアルや資料で探さなければわかりません。有名なOSやソフトなどではネットの検索でわかることも多いです。