ドキュメント(どきゅめんと)
英語:Document
直訳:文書、書類、資料
ドキュメントとは
- パソコンの文書ファイル
- システム開発の仕様書、設計書
ドキュメント:わかりやすく解説
ドキュメントとは文書、記録といった意味です。主にパソコン用語として使われることが多く、この場合はワードやテキストエディタで作成した文書ファイルといった意味で使われます。
ドキュメントは、かなり幅広い意味で使われる言葉であるため、使う時には何を指すのかを文脈で限定する必要があります。
関連用語:
ソフトウェアとは
各分野のドキュメント
ドキュメントは、使われる分野でニュアンスが変わります。通常はパソコンのドキュメントを指しますが、システム開発や映像関係でも使われるので、意味を覚えておいてください。
パソコン用語のドキュメント
パソコン用語のドキュメントは文書や資料の意味になります。ただこれは広義の意味であり、実際にはケースバイケースで意味が違うこともあります。
一般的には文書や書類の意味で使われ、表計算ソフトやワープロソフトで作成したものをドキュメントと呼びます。ただし、会社によってはテキストファイルで作成され文書も、ドキュメントとすることがあります。
Windowsでのドキュメント
Windows10やWindwos11などでは、標準で「ドキュメント」という名前のフォルダが作成されます。
この「ドキュメント」フォルダーは、以前のWindowsでは「マイドキュメント」と呼ばれ自分で作成した文書やファイルを保存しておくための場所でした。「ドキュメントの中にあるファイルを…」などと指示された場合、このドキュメントフォルダーのことを指すこともあるので注意してください。
システム開発でのドキュメント
システム開発におけるドキュメントは、要件定義書やテスト仕様書などシステムの仕様を定義するための文書のことです。 設計の他、提案書などプログラム以外の文書はすべてドキュメントという言い方をします。
システム開発でのドキュメントの例
- 要求分析
- 基本設計
- 詳細設計
- 単体テスト仕様書、報告書
- 結合テスト仕様書、報告書
- 総合テスト仕様書、報告書
テレビや映像におけるドキュメント
テレビや映画などで使われるドキュメントには記録という意味があります。この場合の使われ方は、ドキュメント映画があるでしょう。他にもドキュメント番組や、ドキュメンタリーといった言い方をすることも多いです。
これらの場合のドキュメントは、事実に基づく話を映像化した、という意味です。または何かしらの記録に基づいたものを映像化した、になります。ドキュメントの対になる言葉としては、フィクションです。
創作といった意味のフィクションの、反対語として使われるのがノンフィクションです。こちらは事実や記録に基づいた映像や、文章のことになります。
ノンフィクションと、ドキュメント、ドキュメンタリーは似通った言葉です。
まとめ
ドキュメントとは、一般的には文書や資料という意味で使われます。
パソコンやシステム開発などでも文書のことですが、それぞれ若干ニュアンスが異なります。しかし、大きなくくりでドキュメント=文書と覚えておけば意味がわからないということはないでしょう。
参考リンク
ドキュメント:weblio