プロンプト(ぷろんぷと)
英語:prompt
直訳:促すもの
プロンプトとは
・コマンドが入力可能な状態をあらわす記号
・Windowsにおけるコマンド実行ツール
コマンドとは
・コンピュータの機能を実行するための命令
・ゲームにおける戦闘の選択肢
コマンドとは、コンピュータに文字形式で与える命令のことです。
Windowsではコマンドプロンプト、LinuxやMacではターミナルといったツールにコマンドを入力してコンピュータを操作します。
コンピュータでのコマンドは、「dir」や「rm」という決められた文字列で指示します。以前のMS-DOSやLinuxでは、OSにGUIがなかったため、コンピュータの操作はコマンドで行っていました。
現在では、便利なアイコンやウインドウがあるため、コマンドを使う場面は限られ、通常の画面では操作がしにくい作業や、コンピュータの管理のために使われることがほとんどです。
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プロンプトのパソコンでの意味
パソコンにおいてプロンプトとは、コマンドやエディタの文字を入力する際の入力開始場所を示すために表示されるマークのことです。特にUniuxやWindowsでコマンドを実行する際のプロンプトをコマンドプロンプトといいます。
そのため、プロンプトとコマンドプロンプトは、ほぼ同じ意味で使われています。
プロンプトの記号
プロンプトに使われる記号自体は、特に決まっていません。そのため、プロンプトの記号はOSやユーザーの権限によって異なります。
Windowsでは、>
Unixでは#や$、%などを使用します。
また、Windowsではコマンドを入力するツール(cmd.exe)にことを「コマンドプロンプト」という名前にしているので、コマンドプロンプト(もしくはプロンプト)をWindowsのツールの意味で使う場合もあるので文脈で判断してください。
コマンドプロンプトとは
・コマンドを受け付ける状態のときに表示する記号
・コマンド入力でウインドウズPCを操作をするツール
コマンドプロンプトは、コマンドを入力する際の「>」や「#」 といった 記号と、ウインドウズに文字(コマンド)で命令を出すときのツールの2つの意味があります。
ウインドウズを操作するときに、一般的にはマウスでアイコンをクリックして使います。しかし、マウスでの操作だけでは難しい特殊な命令(コマンド)を出したいときにコマンドプロンプト使用します。
例えば、コマンドプロンプトがよく使われるのは、ネットワーク関連の命令をするときです。対象のネットワークが稼働しているか、自分や相手側のIPアドレスを調べることもできます。
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コマンドプロンプトの詳細
Windowsで文字ベースのコマンドを入力してOSやネットワークを操作する機能のことをコマンドプロンプトといいます。
「コマンドプロンプト」という名称は、Windows2000からつけられましたが、それ以前のWindows95やWindows98では「MS-DOSプロンプト」という名前でMS-DOSを操作するためのツールという位置づけにされていました。
Windows95や98は、MS-DOSがベースとなっているOSなので普段は使用できないMS-DOSを使用するためにコマンドを入力するツールが必要だったためです。
Windows2000以降は、内部の構造がMS-DOSベースではなくなったためMS-DOSプロンプトという名称ではなくコマンドを操作すツールという意味で「コマンドプロンプト」という名称になったと思われます。
Windows10でコマンドプロンプトを起動するには
Windows10でコマンドプロンプトを起動する簡単な方法は、検索ボックスから呼び出す方法です。
Windows10の左下に「ここに入力して検索」というテキストボックス(もしくは虫メガネアイコン)があるので、そこに「cmd」と入力します。
すると、上記のように検索結果としてコマンドプロンプトが表示されるので、そのままEnterキーを押して起動するか右のメニューにある「管理者として実行」を選択します。
管理者として実行
コマンドプロンプトを起動するオプションの一つです。レジストリやアプリのインストール、システムの情報を操作する場合は管理者権限で実行していないと操作ができません。
まとめ
コマンドプロンプトは、Windowsでキャラクタベースの命令をする場合に使用するツールです。
ネットワークに関する命令など、Windowsのソフトを使うよりもコマンドプロンプトで操作した方が便利なものもあるため、覚えておいて損はない機能です。
すべてのコマンドを覚える必要はないので、必要なコマンドをいつでも使えるようにしておきましょう。